今回は、やってしまった
『水通し』の失敗談(泣)
ミシン初心者の方へ。たかが水通し、されど水通し。
やらないと大変なことになります↓↓
…やってしまった
…私は思ってましたよ。
「水通し」をやらないとどうなるの?
やらずに作っちゃったけど…そのままで大丈夫?
今回は、そんな疑問にお答えできると思います。
「水通し」とは
簡単に言うと、布作品を作る前に行う事前準備のひとつ。
生地の種類によっては、水に濡れる⇒乾く時に縮む性質を持つものがあります。ダブルガーゼなど「綿・コットン」素材や「麻・リネン」で織られているものですね。(綿と麻を混ぜた、ハーフリネンも)
ですので、簡単に言うと「作品を作る前に縮ませてしまおう!」という事です。
あとは、布のプリントや染料の色落ちを防ぐために行ったりもします。
水通しがNGな生地(帆布)や
逆に水通し不要ですぐ縫える生地(マルイシの綿ポリ)もあります。
私の失敗談!水通しをしないとこうなる!!
それはミシンを買って数日のこと。娘が保育園で使うハンカチを作りました。
ダブルガーゼと市販のタオルハンカチを縫い合わせる簡単なもの。
キャラクター物のタオルハンカチってかわいいけど、吸水性がイマイチと感じるものがありますよね。
ダブルガーゼを裏側に縫い付けて吸水性をアップ。子どもが喜ぶものにしたいと思いました。
これが後に…ダブルガーゼの水通しをしなかった為、悪夢となることにーーー
洗濯したら、こんなことに↓↓
分かりますか?見事な縮み!
プ…プリキュアが~(泣)
全体的に歪んでしまいました。タオルはそのまま、ガーゼだけ小さくなってしまった…。
ガーゼが約2センチ小さくなっています。
まぁ、うちの子が使うハンカチなのでまぁ良いのですが…ショックです。
この失敗から、ダブルガーゼは買ったらすぐに水通ししています。
水通しに必要なもの
本当なら、大きな桶・物干し竿を準備したいところ…ですが、置き場所を考えると、気軽に買えないものですよね。
私は家にあるものを使って、水通ししています!
1~2m程度の生地であれば、問題なくできると思いますよ♪
参考になれば嬉しいです。
普段の洗濯にも使えるオススメ品を紹介
シリコン製の折りたたみ桶
シリコン製の折りたたみ桶が便利です。
我が家はニトリで購入したものです。
使わない時にスリムになるので、収納面でも優秀♪
使ってみた感想としては、円形でも全然使えるのですが「四角形の桶にしておけば良かったかも」と思っています。
生地も四角なので、四角の方が相性良さそうです
(大きすぎると、洗面所に入らない←経験済みです)
水抜きしやすいタイプがオススメです
バスタオル用ハンガー・伸縮性タオル掛け
洗濯で使う「物干し竿」を使うのも◎ですが、我が家ではこちらを愛用中。
バスタオル用ハンガー
こちらは、DAISO購入品
伸縮性タオル掛け
水通しのやり方
基本的な水通しについては、様々な本などで見ましたが、結構難しく表現されていまして…。
専門用語が多いと分かりにくい
失敗した過去を持つ初心者だからこそ、誰でも分かりやすい表現に努めています。
簡単な水通しの手順
まずは、ざっくりと手順の説明です。
- STEP1生地を広げて、汚れやシールが付いていないか確認
- STEP2大きめの洗面器に生地を入れ、水に浸す
- STEP3そのまま放置(2~3時間)
- STEP4軽く水気を取る
- STEP5陰干し
STEP1. 生地を広げて、汚れやシールが付いていないか確認
購入した店舗によりますが、お店の方の配慮で生地の名前・長さなどをラベルシールで貼ってあることがあります。
シールをそのまま水に付けてしまうと、溶けてしまい後から大変なことに…。
広げて確認することをオススメします。
付いている場合は必ず剥がしましょう。
シールが溶けると
ドロドロになるので注意!
STEP2. 桶に生地を入れ、水に浸す
このように、生地を入れ水に浸します。
生地を蛇腹に折り畳み、浸かるくらいの水につけます。
生地の間の空気を抜きながらやるのがポイント!(生地の蛇腹の部分にも水が染みこむようにする)
洗面所をキレイに掃除してやるのもアリかと思います。
我が家の場合は、子供が急に手を洗う!!という事態になりがちなので、折り畳み桶を採用しています。
STEP3. そのまま放置(2~3時間)
水が繊維に充分渡るようにするため、2~3時間置いておきます。
放置です!!時間はだいたいでOKです。
家族があまり使わない時間にやると不便がないですよ。
STEP4. 軽く水気を取る
水を捨て、入れ替える
生地や色にもよりますが、染料が水に溶けだすことがあります。
気になるかたは数回水を変えると良いかもしれません。
軽く水分を抜く
生地を上から押して少し水分を抜きます。
ベタベタでOKです。
この時、雑巾のように絞ってしまうと生地が歪んでしまいます。
上下から手のひらでプレスするイメージで軽く押すと上手く行きますよ。
STEP5. 乾燥させる
水分を抜いた生地を陰干し(直射日光の当たらない場所)で乾かします。
本当は広げて洗濯竿に掛けて陰干しするのが良いそうです。
ですが、洗濯竿は毎日の洗濯で使っていますよね。
しかも、洗濯竿は日当たりの良いところに設置してあります。陰干しなんて基本無理かと思います…
なので、伸縮性のタオル用ハンガーを使っています。
写真は室内ですが、室内だと水がポタポタ垂れてしまうので
外の日陰、もしくは浴室に干しています。
程よく大きいので、50センチ長さであれば布を折らずに干せます。
長い生地は写真の様に半分に折り干しています。
出来るだけ斜めになったり、歪まないように干すと良いです。
余裕のある方は、半乾きの状態でアイロンを掛けると、皺や歪みのない生地になります。(←コレが地直しです)
さいごに
今回は、ダブルガーゼの水通しの失敗談について書いてみました。
知識のある方にとっては当然の事ですが、ビギナーさんにとっては意味不明なことが多いですよね。
水通ししないとこうなるのかと思い知った…苦い失敗談です。
やり方の説明をされる方は多いですが、失敗の画像を見る機会はあまりないかな…と思い「失敗の共有」という意味でも、書いてみました(笑)
家にあるものを活用して、水通しも気楽にやっていきましょう!
最後まで読んで頂き
ありがとうございます。
どなたかの参考になれば
嬉しいです。
他にもミシン初心者さん向けの記事を書いています。
▷ミシン初心者に必要なもの「予算少なめで」本当に使うものを揃えよう
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